テーマにシンポジウムが開かれました。

壇上にいらっしゃるのは、大学教授や設計士の先生など木造建築の第一人者の方々。
基調講演をされた三井所先生より、「どこの国でも建てられるのが、いい設計だと
昔は思っていたが、地域の生活にふさわしい要素を採用していくと、
自然とその地域(日本)らしい住まいになる。」
というお話があり、「土間の見直しはこれから重要になる」という言葉も聞かれ、
福工房スタッフとしてはとっても嬉しく感じました

壇上の先生方の中にはリノベーションに取り組まれている方も多く、
そのお話の中で印象に残ったのは「木造の建物は竣工しない」という言葉でした。
新築工事完了の時が終わりではなく、住まい手の変化に応じて、変化していく建物…。
そういう意味で「竣工」が無いと言えるのかもしれません。
だからこそ私たち工務店にとって、家づくりだけでなく「家守り」も
大切なお仕事なのだなと改めて思った全国大会なのでした
